第35回
秋の金魚
悲しいけれど美しい愛の形に感動しました。 |
時代が明治に変わる頃のお話です。男女の愛の形は様々なんだなと考えさせられる一冊でした。今の日本があるために努力をした人々のこと、残酷で悲しい戦争のことをなどを背景に三人の男女の織り成す愛の形が描かれています。いろいろ考えさせられながらも涙した一冊です。本を読むときに私は心の中で自分が脚本家のようになって、それぞれの「役者」を考えながら読むのが好きです。今回の主人公は私の中では、「仲間 由紀恵さん」なのですが。