ミッキー・マウス―ディズニーとドイツ
ヨーロッパのディズニー |
ドイツだけでなく、ヨーロッパにディズニーがどのように入っていったのか、どのように受け止められたかがよくわかります。ナチスとミッキーとの奇妙な関係はとても興味深く読みました。戦後ドイツとディズニーのことをもっとしっかり書いてもらいたかったと思います。次作に期待ですかね。
翻訳なさる方は本当にご苦労さまですが、英語の人名をドイツ語読みにしているのが気になりました。ウッドペッカーの生みの親を「ヴァルター・ランツ」はないでしょう。作品名もインスピレーションで訳しているようですが「三人の騎士」が「三人の紳士」になっているのはどういう訳でしょう。もっと大衆文化に親しんで欲しいとおもいます。翻訳に関しては星2つです。
ヨーロッパのディズニー |
ドイツだけでなく、ヨーロッパにディズニーがどのように入っていったのか、どのように受け止められたかうけとめられたのかがよくわかります。ナチスとミッキーとの奇妙な関係はとても興味深く読みました。戦後ドイツとディズニーのことをもっとしっかり書いてもらいたかったと思います。次作に期待ですかね。
翻訳なさる方は本当にご苦労さまですが、英語の人名をドイツ語読みにしているのが気になりました。ウッドペッカーの生みの親を「ヴァルター・ランツ」はないでしょう。作品名もインスピレーションで訳しているようですが「三人の騎士」が「三人の紳士」になっているのはどういう訳でしょう。もっと大衆文化に親しんで欲しいとおもいます。翻訳に関しては星2つです。
ドイツ映画の本としても楽しめます。 |
表題の件だけでなく、ドイツにおけるアメリカ映画の輸入状況がわかる、かなり面白い本です(特に1章)。全体に瓦って、図版もよい。但し、索引がないのと、原題が併記されていないのは、映画の翻訳本としては難あり。
WWU激動の中のミッキーマウス |
今日ではいろいろなキャラクターが生まれている。日本では「癒し」などど言われているが、このような現象は今に始まったことではないようだ。第二次大戦中、米国生まれのキャラクターは、祖国米国でも愛され、かつ、敵対する国であるナチスでもいろいろな面で利用され、また、戦闘機になどすら描かれているほどである。このような現象は、米国、ナチスドイツ両国であるそうで驚きもあるが、国籍を超えて誰からも愛されるキャラクターならではなのか。このようなミッキーマウスの魅力はどこにあるのだろうか。ミッーキーマウスのファンは必読であろう、また社会現象を考える上でも深く考えさせられる一冊である。