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有馬 哲夫

ディズニー千年王国の始まり―メディア制覇の野望

ディズニー千年王国の始まり―メディア制覇の野望 人気ランキング : 218241位
定価 : ¥ 1,680
販売元 :NTT出版
発売日 : 2001-02
発送可能時期 : 通常24時間以内に発送
価格 : ¥ 1,680

ディズニー社が「夢の王国」から「メディア帝国」へと成長する過程が、名誉欲と利権が複雑に絡み合う巨大相関図、生々しい人間ドラマ、ひとつのサーガとして描かれる。 金儲け主義を嫌い、客に愛されるアニメを作ることだけを望んだウォルト・ディズニーは、兄ロイに経営を一任したおかげで、制作に専念することができた。だが夢想家と実務家の対立関係は、兄弟亡き後、経営陣の2派分裂という形で一挙に表面化する。当時の作品はどれも独創性に欠け、制作本数もテーマパーク入場者数も日ごとに落ちていった。 そんななか、買収の危機を感じた役員たちは強力な最高経営責任者の招聘(しょうへい)を決意する。そしてその座を射止めたのが、ABC、パラマウントで数々の人気テレビ番組を手がけ、そして当時の取締役会の誰よりも、アニメ、テーマパーク、マスメディアの相乗効果の重要性を熟知していた、マイケル・アイズレーであった。 同社のメディア帝国化はまさにこのときに始まったのだ。「魔法の王国」から「血に飢えた大きな野ネズミ」へ。M&A時代に老舗企業が生き残るには避けられぬ道だった。乗っ取られれば資産は切り売りされ、いかなる崇高な社風もまたたく間についえてしまう。もっとも買収に成功しても、企業文化の融合やリストラに失敗すれば元の木阿弥なのだが。 エンターテイメント業界にとって、創造性の維持と安定経営の両立は永遠のテーマと言える。ディズニー社の成功の秘訣も「制作権と経営権の分離独立」にあった。だがアイズレーのワンマン企業と化した現在でも、帝国の基盤はピクリとも揺るがない。ディズニーの進化なのか、それとも時代の変化なのか。その秘密は、本書に封じ込められた歴史の中に隠されているはずだ。(中山来太郎)

哲学ないところ繁栄なし!

「来る人をハッピーにするところ、ディズニー」創業者亡き後の実権争い、時代との戦い、方向性の模索・・・ディズニーは決して順風満帆だったわけではない。血を流して作りあげ、築いた、世界でもっとも背負うものの大きい会社だったのだ。これほどまでに自身のブランドを意識して新しいことを次々と行ってきた会社はないだろう。天才:ウォルトの遺産は、作り上げたものではなく、考え方そのものだったのだ。それにしても、私たちがディズニー作品に触れている時間といったらどうだろう。100円ショップのお皿から、映画館の映画、ヴィデオ、限定品のフィギュアまで・・・なのに、ちっともこれらのイメージに目垢はつかないし、子供たちは相変わらずミッキ―やぷーさんに飛びついている。この本は、この巨大企業がいかに細心の注意を持って企業繁栄を繰り広げてきたか、その水面下にはどれだけの争いや決断があったのかを、時間軸とともに書いています。「企業」として捉えるディズニー。ちょっと大人の味がします。


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