ディズニーの芸術 ― The Art of Walt Disney
『The Art of Walt Disney』は、エイブラムス社の不朽の名作のひとつだ。1970年の初版から30年間に50万部以上を売り上げており、いまでも、ウォルト・ディズニー社の長年にわたる膨大なアート研究の決定版と考えられている。ミッキーマウスからアニメ映画、そしてテーマパークまで、ウォルト・ディズニーと彼の築きあげた会社にまつわる驚くべき物語を紹介する本書は、過去および現在のディズニーのスタッフにおこなった多数のインタビューと、コンセプトアートや映画のスチール、テーマパークのアトラクションを収めた800点を超える図版により構成されている。 今回の改訂・増強版は、『Lilo & Stitch』(邦題『リロアンドスティッチ』)、『Brother Bear』(邦題『ブラザー・ベア』)、『Home on the Range』(邦題『ホーム・オン・ザ・レンジ/にぎやか牧場を救え!』)、ディズニーとピクサーの共同制作映画『Toy Story I』(邦題『トイ・ストーリー1』)、『Toy StoryII』(邦題『トイ・ストーリー2』)、『Monsters Inc.』(邦題『モンスターズ・インク』)、アニメ史上最高収益を記録した『Finding Nemo』(邦題『ファインディング・ニモ』)、『The Incredibles』(邦題『Mr.インクレディブル』)など、1995年版以降の主要プロジェクトのすべてを網羅している。ライブアクションフィルムやブロードウェイ・ミュージカル、東京ディズニーシーに香港ディズニーランドなど、できたばかりのテーマパークも取り上げられている。 著者情報
クリストファー・フィンチ。「Architectural Digest」に定期的に寄稿。『The Art of the Lion King』『Jim Henson: The Works』、エイブラムス社の『Norman Rockwell ‘s America』など、20を超える著書がある。
価格設定に問題あり |
ディズニー生誕100周年記念に出版された本であるが、値段(580P)に比例してボリュームに欠けるといわざるを得ない。同じディズニー本である、The Illusion of Lifeの翻訳本の1/10程度のコンテンツ内容(158P)であるにも係わらず、値段は大して変わらぬというのでは、読者は納得しないだろう。せめて3000円程度の価格設定であれば納得できるのだが・・・・
キャラクターの辞典としても必携 |
初期の作品から,ウォルトの考え方やキャラクター誕生の話やストーリーなど興味深く読むことが出来ます。キャラクターも多く紹介されていて,カラーの絵も多いので見ているだけでも楽しい本です。ディズニーを良く知っている方も,あまり知らない方も楽しめる一冊だと思います。