田中 幾太郎
東京ディズニーリゾート暗黒の軌跡
私の大宅賞は、この本だ |
友人に持って行かれてしまい、ニ回目の購入。淡々とした筆致は、立花隆や佐野真一等の手馴れたノンフィクション商人より遥かに上質で気高い。読者的にノンフィクションが最悪の一年だったが、この作品はパンドラの箱に残った最後の良心、最後のノンフィクションだ。
日常、身近に肉眼で見えるものから、軽いところからだんだん、深く読んでいく。最後まで軽快なタッチが衰えない点が迫力を生んでいる。ディズニーランドの横顔を通して日本を見る視線にスリルを感じた。
間違いなく今年のノンフィクションの最高峰作品!
ディズニー好きが高じて |
東京ディズニーリゾートが好きになって以来、建設当時の話や浦安沖の埋め立て地の話にまでどんどん興味を惹かれました。
この本は今まで知らなかった夢と魔法の王国の横顔を知ることができます。